2010-04-01から1ヶ月間の記事一覧

日本辺境論(内田樹、新潮社新書)

『日本辺境論』(著:内田樹、新潮社新書)を読んだ。 新書大賞2010第一位ということと、『下流志向』が面白かったこと、そしてたまたま入った本屋にこの本以外読みたいものがなかったので買った。 読む前に、『どうせバカの壁や国家の品格みたいな本(この二つ…

けいおん!!二話―まさか特撮アニメだとは思わなかったので

なんとなくサブタイトルを付けてみたり。 東京から遠すぎて、電波が届くのに時間がかかるため、二話分ほど遅れて放送される札幌からの二週くらい遅れのけいおん!!の感想だよー。 なんていうか、一言で言えばむぎちゃんがかわいかった。 それでいいんじゃな…

ついつい「素直になれなくて」を見てしまったので、

もう一本本の感想をアップしようと思ったら、うっかり素直になれなくてを見てしまったので明日にしよう。 相変わらずTwitterと連動していないとあれな感じだったけど、ネタとしては本当に素晴らしいドラマだ。 おかげで、前回見逃したけどなんの問題もなくた…

君が僕を 1〜3(中里十、ガガガ文庫)

『君が僕を』(著:中里十、ガガガ文庫)の1〜3を読んだ。 (4巻の感想はこちら) 『どろぼうの名人』『いたいけな主人』の中里十氏の作品。 重い。 文章も内容も、別にそれほど暗いわけでも重いわけでもないにも関わらず、どうしようもなく重い読後感がある。…

抽象的なのはよくないな……

あまり抽象的なことを書いても仕方ないし、そもそもこのブログを書こうとしたときのことと根本的にずれるので、さっきの記事はたぶん大失敗だ。 何に対して失敗かというと、単純に自分の目的に対してなわけだから、もともと困るのは僕だけだけど。 それでい…

なんだかなぁ

仮に人が生きているのが夢だったとして、おそらくそれからさめるということはない。 現実に対して夢がある、というわけではなく、あくまで便宜上夢という喩えを使っているからでもあるし、やはり現実はあるのだけれど、それでも目が覚めるということはない。…

どうでもいいですが

ここ数日、まとまって何かを考えることがちょっと面倒くさいので、だらだらとしていたらやたらとツイッターが充実して、ブログが適当になった。 本も何冊か読んだし、感想を書こうかと思ったけど、なんていうか中途半端だ。 なのでまあ、いいや。 髪がだいぶ…

ああ、どうでもいいな

後から考えてみればいい思い出、ほど面倒くさくて胡散臭いものはなかなかない。 そりゃそうだろうとは思うけど、結局あとから考えるには目前の問題を解決しなくてはいけない。 後から考えたとき、その記憶を思い出しても、苦労や心配は思い出せない。 テスト…

かなりどうでもいい

明日少しおっきな出来事があるので、この土日はいろいろなことに手がつかなかった。 本ばかり読んでいました。 モノが多すぎるので、いろいろと売れるものは売ろうと思って、その準備もしようと思ったのだけれどすすまない。 もう読まないだろうマンガも、い…

どうでもいいこと

バラバラに保管していた本が全部手元にそろった。 ラプンツェルを思い出してから無性に読みたくなっていた日本の民俗学系の本も。 五年ほど前に仮面ライダー響鬼と京極夏彦と、それから自分の大学での専攻の関係で民俗学にはまっていた時期があって、柳田國…

いたいけな主人(中里十、ガガガ文庫)

『いたいけな主人』(著:中里十、ガガガ文庫)を読んだ。 一昨日感想を書いた『どろぼうの名人』のアナザーストーリー。 が、『どろぼうの名人』のような幻想的な雰囲気を予想して読んだら見事に裏切られた。 『どろぼうの名人』の雰囲気が、登場人物以外の物…

けいおん!!一話を見て思ったこと―ラプンツェル達は塔を出るのか

札幌では今週から放送が始まった「けいおん!!」をようやく見た。 一部地域と比べるとだいぶ遅いスタートなので、正直動画サイトに頼ろうかと思ったけど、別にDVDを買う予定もグッズを買う予定もないのだから、最低限CMを見るくらいの貢献はすることにした…

かってに改蔵 1(久米田康治、少年サンデーコミックススペシャル)

『かってに改蔵①』(著:久米田康治、少年サンデーコミックススペシャル)を読んだ。 すでにサンデーコミックスの単行本を持っているので、買わないでいいやと思っていたのだけれど、本屋で表紙を見たらついつい手にとってしまった。 しばらく読んでいなかった…

どろぼうの名人(中里十、ガガガ文庫)

『どろぼうの名人』(著:中里十、ガガガ文庫)を読んだ。 以前、2ちゃんねるのスレッドでお薦めの百合小説として紹介されていて気になっていたもの。 非常に不思議な作品だった。 イラスト、文体、アイテム、設定の組み合わせが不思議な世界を作り出している…

メロンパン

先日、食おうとしていたメロンパンを弟に食べられるという悲劇が起こった。 たかがメロンパンと言うかもしれない。 しかし考えてももらいたい。 食べようと思っていたメロンパンと、代わりに買ってきたメロンパンは違う。 メーカーがとか、カタチがとかでは…

初恋素描帖(豊島ミホ、ダ・ヴィンチブックス)……相関図作ってみました

『初恋素描帖』(著:豊島ミホ、ダ・ヴィンチブックス)を読んだ。 ある中学の2年2組35人の内、20人の短いストーリー。 一人10ページ弱で、タイトル通り恋愛に絡んだようなエピソードが描かれている。 2010年2月号の『papyrus』で、豊島さんがこ…

エバーグリーン(豊島ミホ、双葉文庫)

『エバーグリーン』(著:豊島ミホ、双葉文庫)を読んだ。 アヤコ(女の子)のための物語という印象が大きい。 少女漫画、小説的とでも言うのだろうか。 中学三年生のシンは、学校祭を目前に組んでいたバンドが解散してしまう。 その話をたまたま聞いていたアヤ…

僕は友達が少ない 3(平坂読、MF文庫J)

『僕は友達が少ない③』(著:平坂読、MF文庫J)を読んだ。 今巻は夏休みの風景。 普通に部室に集まったり、プールに行ってみたり、星奈の別荘で合宿したり、祭りに行ったり。 テンプレなマンガ的夏休み。 他にも、前巻からの続きで、小鷹と小鳩が星奈の家に挨…

いつ撮ったか不明。ゴミ箱に入ってた

最近カメラ使ってないや

アニキの記録がストップか

asahi.com(朝日新聞社):阪神・金本、連続フルイニング出場1492試合で止まる - スポーツ 阪神の金本選手の連続フルイニング出場が止まってしまったらしい。 昨日の試合の守備の映像とか見たけど、流石にもう無理だったんだろうな。 バッティングの不調…

底辺女子高生(豊島ミホ、幻冬舎文庫)

『底辺女子高生』(著:豊島ミホ、幻冬舎文庫)を再読した。 豊島ミホさんが高校生の時を振り返って書いたエッセイ集。 『檸檬のころ』の対になるような『負の部分を思いっきりやってやれ、という気持ち(あとがき より)』で書いた、というだけあって、「女子高…

朝日新聞4月16日「オピニオン争論 監視カメラ社会」で考える

今日(2010年4月16日)の朝日新聞朝刊に監視カメラ社会についての映画監督・作家・明治大客員教授の森達也氏と、首都大学東京法科大学院教授前田雅英氏の意見(森氏は反対、前田氏は賛成の立場)が載っていた。 (以下の文章の注釈のリンクは僕が見つけたページで…

僕は友達が少ない 2(平坂読、MF文庫J)

『僕は友達が少ない 2』(著:平坂読、MF文庫J)を読んだ。 (1巻の感想はこちら) 一巻の冒頭にだけ登場したマリアと理科が本格的に登場し、小鷹の妹・小鳩も入部。 あいかわらず小鷹は友達がいないとか言いながら、もはやリア充以上。 べつにいいじゃん、友達…

Twitterドラマを見たわけだけど

昨日から放送が始まった「素直になれなくて」というドラマを、リアルタイムで見た。 リアルタイムでドラマの一話を見たのは、たぶんキムタクのヒーローが最初で最後だから、実は結構すごいことだったりする、自分の中では。 このドラマはTwitterが活用される…

プラス+

正直一ヶ月周期くらいで、ラブプラス欲しい欲求がおこるんだけど、そんななかでこんな情報を手に入れてしまったので、そうとう欲しい方に傾いている。 『ラブプラス+』発売日が2010年6月24日に決定 - ファミ通.com 恋愛シュミレーションは、たぶん一回やっ…

amazon先生が親切すぎて泣ける

結構硬派な本も買ってるんだけどなぁ……。

陽の子雨の子(豊島ミホ、幻冬舎文庫)

帯に書かれた「青春の輝きと残酷さを刻む 胸に染みる物語」という文句が絶妙だ。 この物語にはまさに輝きと、そして残酷さがある。ストーリーは男子中学に通う14歳の少年、夕陽が偶然に24歳の雪枝と出会うことから始まる。 連絡先を交換した彼らは、何度か会…

サイドバーを少しいじりました

今まで一番下に置いてあった『最近読んだ本』をTwitterのガジェットの下に置いて、いままでそれがあったところにamazonのウィッシュリスト型のガジェットを追加しました。 もしウィッシュリストに乗ってる本を読んだことがある方とか、いらっしゃいましたら…

幼児期の個人教育

男児教育 性差より個性を 福岡市の市民グループ 園など調査し提言 / 西日本新聞 上の記事はまあ大したことない記事なんですが、というかタイトルからして「性差」ではなく「ジェンダー」だと思うんだけど。 男の子を育てるのが難しくて、その理由は男の子と…

フリーランチの時代(小川一水、ハヤカワ文庫)

『フリーランチの時代』(著:小川一水、ハヤカワ文庫)を読んだ。 『老ヴォールの惑星』に続き、小川一水のSF小説。 全部で5編の短編集。 表題作の「フリーランチ」という言葉に、『FREE』などで紹介されたドリンク一杯を頼むとご飯食べ放題のシステムを想像…