2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

塔の町、あたしたちの街1(扇智史、ファミ通文庫)

『塔の町、あたしたちの街1』(著:扇智史、ファミ通文庫)を読んだ。 <二巻未読のため、感想は一巻読了時のものです。> なんだか全体的に懐かしい感じがする。 発行が2007年なんだけど、2000年前後と言われても違和感がない。 架空の街を舞台にした、いわ…

若者は選挙に行くべきなのか

【政治部デスクの斜め書き】ネット解禁でも「投票に行かない」という若者のつぶやき (1/3ページ) - MSN産経ニュース 今年の夏は参院選がある。 去年誕生した民主党・鳩山政権の信が問われる選挙にたぶんなるだろう(あるいは別の総理候補が立っているかもしれ…

あかね色シンフォニア(瑞智士記、一迅社文庫)

『あかね色シンフォニア』(著:瑞智士記、一迅社文庫)を読んだ。 ド直球な百合ライトノベル。 完全に「百合」 私立の女子校に入った主人公が、楽器がなくても音楽ができるということに引かれてDTM部(電子音楽研究部)に入部して……。 という話。 まず登場する…

抹茶アリス・チョコアリス・バニラアリス

昨日ツイッターで「抹茶アイスなう」を「抹茶アリスなう」と呟いてしまったことがきっかけで、なぜか小さな妖精「抹茶アリス」の物語設定をすることになった。 そして、今日はチョコアイスを食っていて「チョコアイスうまし」とつぶやこうとして「チョコアリ…

コイを釣ってきましたの

今日は割と近くにある釣り堀に恋を釣りに行ってきました。 住宅街の中に突如現れる微妙な広さの生簀。 いかにもな管理小屋。 やたらと水分の多い(つまりすごく取れやすい)練り餌。 いや、面白いんですよ。 個人的に釣りの面白さは釣れるかどうかではなくて、…

少女セクト(玄鉄絢、コアマガジン)

『少女セクト』(著:玄鉄絢、コアマガジン)を読んだ。 先日まで新品が手に入らない状態だったのだけれど、新しく刷られたらしく、amazonで購入。 男は(ほぼ)一切登場しない、しかし全話でセックスの描写がある(18禁ではないよ)。 このマンガをどう分類すれば…

『その前夜」

今日、近くの小さな古本屋に行ったら、岩波文庫のツルゲーネフの『その前夜』が売っていた。 昭和四十六年発行という、僕よりも一回り以上前から世の中に存在していた本。 今新品で手に入るツルゲーネフの本は少ない。 猟人日記とか有名なのに売ってない。 …

つかれた…

いろいろあってお疲れなう。 例えばこの間からメモったりしてた「百合/GL/レズビアン」分類問題をまとめようと思ったら、どう考えても現実のジェンダー論に触れなくてはいけないというところにたどり着いた。 もともとフィクションの分類論的メモを書こう…

ストロベリー・パニック(電撃文庫)―ネタバレ

ツイッターに投稿した感想のメモです。 後日編集してまとめます。 昨日の記事「物語とキャラクターの関係」も。 - 真箏と姉の関係性で、愛しいものとの別れを(生き死にの差こそあれ)再度描いたために、静馬・花織の関係性の「死」をはさみながらも妙に実感の…

物語とキャラクターの関係

作品内における小さな物語(エピソード)は、作品としての物語(ストーリー)に対して必然性があるか、あるいはキャラクターを組み立てる上で必要があるのかによって違う。 前者は作品としての物語が有利な作品で、後者はキャラクターの肉付け。 例えば「幼い頃…

神話が考える ネットワーク社会の文化論(福島亮大、青土社)

『神話が考える ネットワーク社会の文化論』(著:福島亮大、青土社)を読んだ。 図書館で借りた本で、何人か待っている人がいたのですでに返してしまったため、手元にあるメモをもとに感想を書く。 - タイトルにある「神話」とは、「情報社会における情報処理…

しまった

いろいろやろうと思ったら、結局出かけてしまったりしてできなかった。 なんとなく下準備はしたりしてたけど。 ところで矛盾というかどうしようもならないことがある。 例えば何かに強く憧れたとして、それに絶対になれないことがわかっているとき、どんなに…

親指強打説

ベッドから飛び降りたときに、変な角度で着地した結果、左足の親指が非常に痛い。 なんか爪の付け根みたいなところが少し出血してて、剥がれるんじゃないかと思ったけど、流石にそれは大丈夫そうで安心した。 ただ、歩きにくいw ホントは今日、いろいろと更…

姫百合たちの放課後(森奈津子、ハヤカワ文庫JA)

『姫百合たちの放課後』(著:森奈津子、ハヤカワ文庫JA)を読んだ。 表紙のカワイイ絵から想像される女の子の淡い話、ではまるでない。 (あとがきで著者が「吉屋信子的世界を期待して本書をご購入いただいた方がいらっしゃいましたら、申し訳ありません」と書…

ひみつの階段(紺野キタ、PIANISSIMO COMICS)

「ひみつの階段2」(著:紺野キタ、PIANISSIMO COMICS)を読んだ。 一巻の感想はこちら。 寄宿舎がときに時間を超えた出会いをもたらすように、掲載順の時系列は統一されていない。 ある話では学生だった少女が、ある話では大人になっている。 閉じられた空間…

百合についてのメモ2

昨日の続き。メモ。あとで纏め。 - 百合・GLについての明確な定義はどうやら存在しない様で、なんとなく使っても別に問題はないのだけれど、ブログである程度言及するのならばそれなりに自分が使っている言葉の定義をしておこうと思った。 前提として、それ…

百合についてのメモ

Twitterに投稿したものをそのまま引用。 レズビアン・百合・GLの分類について明確な基準はないっぽいなぁ posted at 22:47:53 BLの対概念としてGLを置くとすれば、基本的に女性同性愛者以外が書く(描く)女性同士の恋愛あるいはそれに類似する感情をもつ一人…

「私」と「わたし」とわたしと私と…

今日、宇野重規さんの「時代のデモクラシー」という本を読んだ。 感想は後日。 ところで 私たち→私、社会から個人への流れはもはや自明だけれど、しかし「私」を<私たち>はきちんとつかめているのだろうかというのが、最近の僕の関心だったりする。 べつに…

時代から取り残されてた…

最近、もっとネットの情報を有効活用しよう、ということでRSSリーダーを使ってるんだけど、コレすごく便利。 結構前から存在はしってたし、三年くらい前からデスクトップ型は入れてたりしたんだけど、あんまり使ってなかった。 一つには、そもそもRSSリーダ…

年金が…

定期便が来て払ってないことになっていたので、払ってないのかと思って給与明細見たら払ってるじゃねーかな昨今、いかがお過ごしでしょうか。 あぶなく土下座するところでしたよ。 もう政治家になれないかと思った☆よ、っと。今日は計3時間近く歩いたんです…

向いてない…

もうなんか疲れたよ、パトラッシュ… なんていうか自分に向いていることと向いていないことが如実にわかる昨今、いかがお過ごしでしょうか なんていうか疲れます 確実に緻密な論文なんて向いてないんです べつにざっくりした文章が書けるわけでもなければ、緻…

ひみつの階段1(紺野キタ、ポプラ社)

『ひみつの階段1』(著:紺野キタ、ポプラ社)を読んだ。 女子校の古い寄宿舎が見せる不思議な出来事と、少女たちのお話。 このマンガは二つの意味で幻想的だ。 ひとつは、古い寄宿舎が起こす不思議な出来事。 突然現れるもう失われたはずの階段、別の時間か…

若者

日本と外国の若者の差がどんどん開く | 時評コラム | nikkei BPnet 〈日経BPネット〉 ↑の記事中の石原慎太郎氏のコラムの引用を読んで、「また若者叩きか」と思って原文を読んでみたら、だいぶ印象がかわった。 【日本よ】石原慎太郎 「当節、若者気質」 - M…

iPadの予約が始まったわけですが

http://store.apple.com/jp/browse/home/shop_ipad/family/ipad 買おうかどうか相当迷っています。 ノートPCを買うかこっちを買うか。 持ち運び的にiPadなんですが、そんなに持ち歩くか否かという問題、というよりもそんなに外出するのか問題があるのでなん…

このGWの思い出

今年のゴールデンウィークはほぼなにも手につかなかった。 友達と飲みに行ったり、それなりに勉強の本を読んだり、ラノベを何冊か読んだりしたのだけれど、できうる事とできた事の差がハンパなかった。 なぜかと言うと、これは真面目な話、5月末で仕事をやめ…

お知らせ〜

http://suna101.tumblr.com/ Tumblr始めました。 どこまで使うかは分かりませんが。 サイドバーのConnectにも追加しておきます。

それでも町は廻っている7

『それでも町は廻っている⑦』(著:石黒正数、少年画報コミックス)を読んだ。 アニメ化するらしいですね。 メイド喫茶シ〜サイドHP:http://seaside.ponycanyon.co.jp/ それはともかく本巻も面白かった。 SFあり、友情あり、兄弟あり、恋愛?ありで、ゆるい雰…

なにを対象として何が批評されているのか

去年から、『文化系トークラジオ Life』(http://www.tbsradio.jp/life/index.html)というラジオ番組を聞いている。 月イチの放送なんだけど、先月のテーマが「様々なる定番」。 その中で、サブカルチャ的な議論があって、音楽や特定の作品の批評の問題が取り…

日本の、これから『ダイジョーブだよね?若者とニッポン』

今日(5月6日)にNHKで放送された「日本の、これから 『ダイジョーブだよね?若者とニッポン』」を見て思ったことを。 この番組や、あるいは最近話題になった勝間和代氏とひろゆき氏との対談でも思ったことだけど、ネタに傾斜している「若者」に対するベタな「…

Twitterと推敲の問題

発信箱:つぶやけない=滝野隆浩(社会部) - 毎日jp(毎日新聞) ↑の記事、またTwitter批判かと思って読んだら、最後で笑ってしまった。 べつにバカにしてとかではなくて、結局こういう問題は終始続くんだろうなと思って。 何かを言うときに、一呼吸置いて…