百合についてのメモ

Twitterに投稿したものをそのまま引用。
レズビアン・百合・GLの分類について明確な基準はないっぽいなぁ
posted at 22:47:53
BLの対概念としてGLを置くとすれば、基本的に女性同性愛者以外が書く(描く)女性同士の恋愛あるいはそれに類似する感情をもつ一人あるいはそれ以上が作品に登場し、なおかつ主のテーマとしてそれが扱われている作品=GL
posted at 22:49:41
女性同性愛者あるいは問題意識を持った者が書く(描く)、同性愛をテーマに社会との関係性をリアルに描写しようと試みられている作品がレズ(追記:また、主に男性の性的欲求を満たすことを主目的にしたポルノ)
posted at 22:51:22
ポルノではない女性同士の恋愛感情あるいはそれに類似する感情をもつひとり以上が登場し、なおかつそれが主のテーマのひとつ(ただし社会問題としての同性愛という論点ではなく人間関係レベルに留まる)になっているものが百合
posted at 22:52:57
性行為=ポルノではないが、しかしポルノの概念を厳密に定めることはできない。
posted at 22:53:32
問題として、キャラクターの処女性の問題。一般論的に、女性作家が書く(描く)作品には過去の男性遍歴の暗示あるいは明示が多いとする向きもある。
posted at 22:54:35
作品性の問題として、シリアスかギャグかという区別、あるいは百合的感情の必然性の有無(特定の者に対する感情か、あるいはセクシャリティとしてか)、
posted at 22:56:48
GLは百合と、そこからはみ出るポルノを包括する概念で、ラヴという言葉からはやや離れる友情モノは、GLからはみ出た百合ではないか
posted at 22:58:25
また、レズ的作品の内、男性が性的欲求を満たすために消費するものはGLの範囲から外れる(訂正:女性同士の性行為を描写した作品の内、主に男性の性的欲求を満たすことのみを目的としたものはGLの範囲からはずれる)
posted at 22:59:19
個人的には、百合=ファンタジーであり、ファンタジー性を破壊するような行為(異性の介入、過剰な性描写)がある作品は百合でもレズでもないGLとして回収される。
posted at 23:01:22
男性の百合消費は、初期少年愛的なBLにおける読み手の痛みの回避の逆で、自信の攻撃性(男性性)の否定という側面があると仮定すると、キャラクターの処女性は維持されていた方がいいが、物語としての需要があるので、そこは必然性とバランスかもしれない。
posted at 23:04:52