それでも町は廻っている7

それでも町は廻っている⑦』(著:石黒正数、少年画報コミックス)を読んだ。
アニメ化するらしいですね。
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それはともかく本巻も面白かった。
SFあり、友情あり、兄弟あり、恋愛?ありで、ゆるい雰囲気の中に笑いやなんとも言えない切なさがすっぽりと収まっている。
紺先輩があいかわらずかわいい。
でも、紺先輩のエピソードは少し寂しい。
ばーちゃんが「フテくされた猫みたいな子」と、なんか的確な表現をしてて面白かったけど、静と紺先輩がからむエピソードは少し雰囲気が違う。
歩鳥の「壮大な悩み」のみんなにふたりとも絶対入っているだろうし、そのみんなっていうのが読者にとっては表現されている作品世界なのだと思うんだけど、紺先輩と静は微妙な外部性がある気がする。
お祭りにしても進路の問題にしても、あるいはカードゲームの話にしても、それ以外のエピソードの脱あるいは隠された意味性というものに対して、わりと明確なメッセージのある話にからむのはふたりなんだよなぁ。
にしても、最後に収録されてるバレンタインの話は爆笑した。
なにがとは言えないけど、歩鳥のセンスすごいw