しまった

いろいろやろうと思ったら、結局出かけてしまったりしてできなかった。
なんとなく下準備はしたりしてたけど。
ところで矛盾というかどうしようもならないことがある。
例えば何かに強く憧れたとして、それに絶対になれないことがわかっているとき、どんなに、例え自然にそれになれる人間よりもそれに近かったとしてもなることができないとき、彼あるいは彼女はいったいなにものなのか。
王子様になりたい女の子は、どんなに王子的になろうとも決して王子になることはできない。
なぜなら王子は男だから。
もし王子に女の子が含まれることになるなら、その意味がかわってしまう。
彼女が憧れたのはあくまで既存の王子であって、概念を広くした王子ではないからだ。
ある立場はどういう要素で構成されているのか。
たとえば女性が王になれない国で、女性が王になったとして、それはそれまでの王とは別物ではないのか。
つまり、統治者としての「王」ではあるにしろ、それまでの王ではなく、彼女あるいは彼女が王になることを望んだ人たちが目指していた王と、彼女がなった「王」は違う。
統治者になることのみを目指しているのであれば、王であろうが「王」であろうが変わらないわけだけど。
あいまいにしがちだけれど、何かになる、何かをやるということは、かなりこういう性格を持っていて、何を目指してそれは何なのかをかなり厳密に考えておくべきなのかもしれない。