ライトノベル文学論(榎本秋、NTT出版)

ライトノベル文学論』(著:榎本秋NTT出版)を読んだ。
文学論というよりは、ライトノベル入門というような印象が強い。
新城カズマ氏の『ライトノベル「超」入門』の後に読んだけど、正直こちらのほうが入門書としてはわかりやすい気がする。(読んだ順や、本のサイズという要素が大きいだけで、『「超」入門』もかなりわかりやすかったけど)
二章で、ラノベのジャンルを16にわけ、それぞれの代表的な作品の紹介をしているので、読んでみたいけどよく分からない人はこれを読めば探しているような作品が見つけやすいと思う。
あと、三章のビジネスの話は少し勉強になったけれど、それほど新しいことは書かれていなかった。
入門書としてはいいのだけれど、しかし値段が高いのが少々気になるところ。
新書かムックで出ていればおすすめなのだけれど、単行本で1600円を払ってまで読むことをおすすめはできない。
内容的に高校生とかが読むと良いと思うだけれど、値段的にそこをターゲットにしてはいなだろうな。
図書館で借りて読んでみてはいかがでしょうか。
(と言いつつamazonへのリンクを貼ってみる)