無題

 一部で隕石が地球に落下するという話題が囁かれていたけれど、結局事実ではなかったらしい。あるわけないと思いつつ、微かな希望を持っていたことが否定できないので、少々がっかりした気分になった。「リア充爆発しろ」を冗談90%、真剣10%で言っているようなものだ。真剣度がわりと高いのは気のせいです。
 今日は大学に行くつもりだったのだけれど、起きたら熱があったので家で寝ていた。このパターン、春からずっと続いているのでもう自分でも「またかよ」という状態で、続くようなら病院に行きたいと思う。どちらかと言うと脳の方を診てもらったほうがいいような気がするけど、変な結果が出ると怖いので見ないふり。でも熱とか頭痛とか頭まわりの症状が多いので、本気で脳が溶けてるかもしれない。この間ぶつけたら、なにかうつろな音がしていたし。豆腐メンタルの自負はあるけれど、脳も豆腐かもしれない。
 ところで弟が彼女を連れてきた、らしい。らしいというのは、私は直に見ていないからだ。寝てたし人見知りだし。だからもしかすると本当は彼女など連れてきていないのかもしれない。小さく女の子の声が聞こえていたような気もするけれど、ドラマでも見ていたかもしれないのでなんとも言えない。ケーキを買ってきてくださったということで、あとで食べたのだけれど、それもたまたま母が買ってきただけかもしれない。
 ちなみに私は彼女を親に会わせるようなことをしたことがない。そもそも彼女がいたことがるのかという問いに対しては黙秘権を行使したい。人権は尊重するべきである。
 それにしてもその内会わないといけないかもしれないと思うと憂鬱になる。そもそも他人(弟は親族だけど)の彼氏なり彼女なりと会うときはどうすればいいのかよくわからない。別に妬ましいわけではない。決してない。
 恩田陸さんの『不連続の世界』(幻冬舎文庫)を読んだ。少し不思議な話が5本。熱でぼーっとしていたのもあって、読んでて頭がくらくらしてたのしかった。