最近読んだ本


ニートでブロガーな清少納言を主人公にした「平安」「日常」「百合」四コマ。
とにかく(藤原)定子様にしか目がいかない清少納言と、定子、周りの女房たちのドタバタが面白い。
(表紙と内容は著しく異なっている)
とりあえずこれを読めば、古典への興味が湧いてくることまちがいなし。
たぶん。

リクエストで復刊したツルゲーネフの小説。
ツルゲーネフの実体験を元にした話らしく、政治的・思想的な色のほとんどない恋愛小説。
主人公が旅の途中で立ち寄ったドイツの街で出会った美しい少女との恋と別れの物語。
物語に引き込まれながらも(冒頭で二人がどうなるのかがすでに示唆されているので)読み進めることが苦しくなる。
主人公の身勝手さをどう捉えるかにもよると思うけれど、個人的には悲しくも美しい物語だと思った。
早めに入手しないとまた無くなるかもしれないので、読みたい人はお早めに。