形から入る、そしてそのまま出る

型は大事である。
例えば速い球を投げたければそれなりのフォームで投げられるようにならなくてはいけない。
物理的なこともそうだけど、心理的なこともそう言えるのではないだろうか。
例えばユニフォームというのは機能的であるだけではなく、チームで同じものを着ることで団結が強まったりする効果があるかもしれない。
ダサいユニフォームだと士気が下がるかもしれない。
まあそんなことはどうでもいいけど、筆記用具は大事だ。
変なモノを使うと手が疲れる。
そしてインクで指が大変なことになる。
以前使っていたボールペンが壊れた時など、右手の爪と指の隙間がちょっとした闇に包まれたまま一週間を過ごさなくては行けなくなった。
もしやこれがビックバンではないかと思ったが、ビッグではないのでビッグバンではない。
先日、PCで文章を書くこと、少なくとも下書きは不可能であることがわかった。
どうしてもTwtterを観てしまうので、作業がはかどらない。
なので付箋と原稿用紙を使って実際に手で書く。
そうすると、何で書くかが非常に問題になる。
ボールペンもインクの種類やペン先の太さでだいぶちがうし、色も数種類ある。
シャーペンはいまいち気分がでない。
そこで昨日、百均売っている万年筆を買ってみて試したところ、これが非常によかった。
その万年筆自体はインクが結構な頻度でかすれるから役には立たないが、万年筆で何かを書くということが楽しい。
結局数年前から何故か手元にあった万年筆に新しいインクを入れて使うことにした。

PARKER 180 というらしい。
調べてみたらわりといいお値段で、しかも女性向けらしかった。
http://store.shopping.yahoo.co.jp/papeterie-la-mer/dspkr-180gds.html
母に聞いてみたところ、母が若い頃に使っていたものだということがわかった。


万年筆は扱いづらくて高いボールペンと思っていたけど、まさにそのとおりだった。
ただ、気分が違うので楽しい。
手書きって楽しいよ。
大したことを書いているわけではないので宝の持ち腐れではある。