もろもろ感想とか

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昨日放送された文化系トークラジオLife「新・家族の条件」が面白かった。
テーマは小難しそうだけど、内容はかなり幅広くて、ウルトラ兄弟エヴァンゲリオン平成ライダーという関係性の流れの話や、空気系アニメにおける「親不在問題」、角田光代さんげんの小説が原作のNHKドラマ「八日目の蝉」と「愛は一方的」という問題、うる星やつらの劇場版「ビューティフルドリーマー」の話など、サブカル好きならふつうに楽しめる。
Twitterだったり、ピースボート、議論をしない若者問題、「承認をめぐる闘争」における「承認」と現在ブームになってる「人の役に立ちたい」という行動原理の違いとかも。
虐待やDVや離婚や少子化など、家族に関わる問題は日々ニュースになる。
でもそもそも家族ってなんだろうとか、どう昔と違うんだろうとか、一度考えておくべきなんだろうな。
僕は結婚する気も事実婚するきもないけど、する気がある人はとくに必要ある気がする。
結構長いけど(1時半〜6時くらいまでやってたのw)わけて配信されるので、ぜひぜひ。

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ところでLifeでも言及されてた魔法少女ものの代表「美少女戦士セーラームーン」を見終わった。
うさぎ成長しないな……。
とか思ってたけど、クイン・ベリルとの最後の闘いは涙なしには見れなかった。
もっとも、なぜ泣けるのかはいまいちよくわからないんだけど。
最終的に正義側が戦う理由ってすごく個人的なところに掛かってくる。
倒れた仲間だったり、自分が知ってるいい人だったり。
一作品だけを取り出してみたとき、それは妥当かもしれないけど、例えば特撮番組なんかで地球環境を破壊する人間から地球を奪おうとする「悪」ってテーマは昔からあるけど、正義の味方はそれをいつも退ける。
でもそれが「いつも」で、なんども反復される皮肉さ。
セーラームーンは自分の死をかけてでも「死んでいった仲間が守ろうとしたもの」を「守るため」に最後の戦いで力を振り絞るわけだけど、彼女たちが守ろうとしていたイメージはひどく身近だ。
それがいいとかわるいとかじゃなくて、確かに共感できるんだけど……。
なんてことはともかく、歴史的にも非常に興味深い作品だし、単純に面白かった。
続編もみるか……