デンプンでゼリーを

ちょっとゼリーが食べたくなったので、熱湯に溶かして冷やすだけで簡単にゼリーが作れるというゼラチンを使って抹茶ゼリーを作って食べた。
お湯にはちみつを溶かして、粉末の抹茶とゼラチンを入れただけだったのだけれど、混ぜ方が適当だったせいで成分が沈殿して、カップの上はゼリー、下はムースみたいになってなかなか美味だった。
甘さもかなり控えめでよかった。
買ったほうが早いのだけれど、まあ味にはこだわらないので、のこり5袋あるゼラチンを有効利用しようと思う。
僕は基本的に食べ物にこだわらない。
というと、一昨日「生魚と魚卵が苦手」と書いたことと矛盾するような感じだけど、べつに食べないわけじゃなくて、単に食べたいか食べたくないかの問題に過ぎない。
出されたものは、たとえまずそうでも全部食べるし、残すとすれば量が多すぎるか、命に関わるくらいの臭いや見た目のものだけだと思う。
なんでもいいわけではないけど、なにかこだわりを持つことによって、その基準にみたないものが残念に感じられてしまうのはもったいないと思う。
一皿100円の寿司より、300円の寿司、500円の寿司の方が美味しいだろうけど、結局一皿の寿司でしか無い。
だったら今眼の前にあるものを楽しむべきだと思う。
選ぶにしても基準は好き嫌いだろう。
高いものがいい、というのは、そのものよりも「高いもの」という価値を食べているような気がしてあまり好きではない。
自分で買うのはともかく、値段を気にせずになにかを食べるとき、それが高いか安いかはあまり知りたくない。
高い割に美味しいとか、安い割に美味しいとか、高い割に美味しくないとかは、味じゃなくて価格に対する味の評価だから、安い材料で作ったという努力に対しての評価とかそういう水準の問題になってしまう気がする。
それは料理にも、作った他人にもやっぱり気の毒なじゃないのか。
どうせ味とは別の価値を消費するなら、失敗したけど心のこもった料理とかそういうののほうがいいよね(と柄にもないことを言ってみる)。
と、まあ、負け惜しみみたいなもんなんだけどw
かと言って、「安く手に入って得した」みたいな価値観もなんだか嫌なわけで。
やっぱり美味しい/美味しくないだけでいいと思うし、基本的になんにせよ美味しくいただける気がするけど、それは単純に僕の舌が適当なんだろうな。
ちなみに僕は彼女の作った料理なら必ず美味しく召し上がりますよ(キリッ